演じる上で準備したのは、腕立て伏せを頑張ることですね 取材・文:シネマトゥデイ 写真:秋山泰彦 純日本人であることを隠し、自分はアメリカ空軍のパイロットと偽って、女性たちから1億円以上のお金を騙し取った実在の結婚詐欺師クヒオ大佐と、彼のウソに翻弄(ほんろう)される3人の女性の姿をコミカルに描いた映画『クヒオ大佐』。付け鼻で、どこかたどたどしい日本語を話すクヒオ大佐を演じるのは、映画『南極料理人』も公開されたばかりの俳優、堺雅人。女性を惑わせ、大金を騙し取る結婚詐欺師でありながら、どこか憎めない男を演じた彼が、撮影時のエピソードを語ってくれた。 ADVERTISEMENT カタコトの日本語にはこだわりのある演出が! Q:本作の話を知ったときの感想を聞かせてください。 原作を読んだときは、ある種の中年男の悲哀というかそういうものを感じましたね。 Q:クヒオはとてもユニークなキャラクターだと思い