「白い方」の乙一作品集 2003年作品。乙一(おついち)としては10作目の作品である。せつない系の短編群が集められた初期白乙一を代表する作品の一つと言える。 4編目の『失はれた物語』のみ書き下ろしで、それ以外は角川書店のライトノベル誌「ザ・スニーカー」に2001年から2002年にかけて掲載された作品。今回も羽住都(はすみみやこ)のイラストが素晴らしい。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★★(最大★5つ) せつない系の短編作品。ちょっとおかしな話。よくそんな話思いつくなという物語を読んでみたい方。乙一の初期作品。特にライトノベル(スニーカー文庫)時代のお話を読んでみたい方におススメ! あらすじ 「お前たち、将来結婚するぜ」。未来を視る能力があると自称する友人からこんな予言をされてしまった僕と清水。それ以来二人の関係は妙にぎごちないものになってしまう。二人の未来はどうなったの