生物とnewsに関するrlightのブックマーク (19)

  • asahi.com(朝日新聞社):天然ウナギの卵発見 世界初、完全養殖実用化へ期待 - サイエンス

    捕獲に成功した天然ウナギの卵。直径は約1.6ミリ=東京大大気海洋研究所、水産総合研究センター提供    天然のニホンウナギが海で産んだ卵が、世界で初めて日の研究チームによって発見された。現場は、ウナギの幼生が捕獲されたことがあるマリアナ諸島沖。調査で得られたデータは、ウナギを卵から育てる「完全養殖」の実用化に役立つと期待される。  発見したのは、東京大大気海洋研究所の塚勝巳教授や水産総合研究センターなどのチーム。1日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ(電子版)に報告した。  2009年5月、調査船で大型のプランクトンネットを引いたところ、ウナギとみられる複数の卵が入った。DNA鑑定で31個がニホンウナギの卵と確認された。いずれも受精卵で、直径は平均1.6ミリだった。  孵化(ふか)するまでの間、海中に卵の形で漂うのはわずか1日半とわかっている。チームは過去の調査データから、産卵

  • asahi.com(朝日新聞社):腸の味方ビフィズス菌、O157もガード 理研など解明 - サイエンス

    腸内細菌の一種ビフィズス菌が、腸管出血性大腸菌O157による腸の炎症や死亡を防ぐしくみを、理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターなどのグループがマウスで解明した。菌が作り出す酢酸が大腸の粘膜を保護していた。予防法の開発などに応用できると期待される。27日付の英科学誌ネイチャーで発表する。  体内に菌のいない無菌マウスにO157を感染させると7日以内に死ぬが、同センターの大野博司チームリーダーらが人間の腸内にいるビフィズス菌の一種を事前に与えると、O157を感染させても死亡せず、腸の粘膜に炎症も起きなかった。別の種類のビフィズス菌だと、死亡までの平均日数が2日延びただけだった。生き延びたマウスは死亡したマウスに比べて、腸内のビフィズス菌が作る酢酸が2倍以上あった。  酢酸は腸の粘膜を保護し、粘膜の新陳代謝を促す働きがある。ビフィズス菌は通常、腸内のブドウ糖を原料に酢酸を作るが、腸内

  • asahi.com(朝日新聞社):スズメバチが「太陽光発電」 海外の研究チームが発見 - サイエンス

    太陽光で発電することがわかったスズメバチ「オリエンタル・ホーネット」。背中の黄色い帯の部分に発電する色素が含まれる=マリアン・プロトキンさん提供  【ワシントン=勝田敏彦】太陽光を使って、活動のエネルギーを作っている可能性のある「ソーラースズメバチ」ともいうべき、ハチが見つかった。イスラエル・テルアビブ大などのチームがドイツの専門誌12月号に発表した。体の表皮に太陽電池に適した構造を持っていた。光合成をする植物や微生物のように、太陽光を直接利用する動物の発見は初めてとみられる。  このスズメバチは、アフリカから南アジアにかけて分布する「オリエンタル・ホーネット」。地面に穴を掘って巣を作り、人間の皮膚に日焼けを起こす紫外線(UVB)が強い昼間に活動が活発になる習性があった。  このハチの背中の表皮を調べると、光を吸収せず透過させる溝のようなものがあった。チョウの羽に色を付けたりする黄色い特殊

  • asahi.com(朝日新聞社):レアアースに極小救世主? 微生物で濃縮、広大など発見 - サイエンス

    ハイテク製品や光ファイバーなどに欠かせないレアアース(希土類)が大腸菌など身近な微生物の細胞の表面で濃縮されることを、広島大などのチームが見つけ、17日に発表した。中国からの輸入に頼るレアアースを回収、精製する技術として期待される。成果は米科学誌に掲載された。  広島大の高橋嘉夫教授(環境化学)らは大腸菌や桿(かん)菌など6種類の微生物を、レアアースが溶けた液に入れた。すると、微生物の細胞の表面にレアアースが集まり、濃縮されることがわかった。  15種類のレアアースで実験し、いずれも溶液そのものの濃度より1万倍以上も濃縮されることを確かめた。特にツリウム、イッテルビウム、ルテチウムでは濃縮率が10万倍を超えた。金属イオンの回収に広く使われる「陽イオン交換樹脂」より濃縮の効率は10〜100倍も良いという。  濃縮される仕組みを調べるため、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)で微生物

  • asahi.com(朝日新聞社):京大霊長類研サル50頭ウイルス死 ヒトに病気起こさず - サイエンス

    京都大学霊長類研究所(愛知県犬山市)のニホンザル50頭が血液の病気によって死んだ問題で、同研究所は11日、原因はサルレトロウイルス(SRV)4型と推定されると発表した。感染の疑いがあるサルを隔離するなどの対応策をとり、飼育者などには感染していないことを確かめた。ヒトに病気を起こす恐れはないとしている。  同研究所では、2001〜10年9月までに、飼育していたニホンザルが血小板減少で相次いで死亡。同研究所は7月に研究所外の有識者による疾病対策委員会を作った。委員会は、国立感染症研究所など5機関に分析を依頼、病死したサルからSRV4を確認した。SRV4は、カニクイザルに感染するが、ほとんど病気を起こさないウイルスとして知られていた。  自然界では一緒にいない、カニクイザルとニホンザルを同じ場所で飼育したため、カニクイザルからニホンザルに感染し、病気を起こしたと考えられた。実験で今後確かめるとい

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    rlight 2010/11/12
    サルレトロウイルス(SRV)4型
  • asahi.com(朝日新聞社):日本人のゲノム、初めてすべて解読 理研チーム - サイエンス

    人1人の全遺伝情報(ゲノム)を、理化学研究所の研究チームが解読した。病気に関連した遺伝子の研究は進んでいたが、生命の設計図といわれるゲノムを日人について解読したのは初めて。世界では米、英、中国アフリカ韓国人のゲノムが解読されている。  ゲノムが解読されたのは、州に住む男性。理研の角田達彦情報解析研究チームリーダーらが男性の血液から取り出したDNAを解析し、遺伝子にある30億塩基対の配列を5カ月で読み取った。  2003年に初めて公表されたゲノムと比較すると、30億塩基対のうち、約300万塩基対の配列が違っていた。40万塩基対は、これまで研究で個人差があるとは知られていない違いだった。  さらにこのうち、96カ所は遺伝子としての働きを失っていることもわかった。日人の解読がさらに増えれば、日人固有の特徴も見え、病気の原因研究を詳しく調べるのに役立つとみられる。  角田さんは「こ

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    rlight 2010/10/26
    個人個人でゲノム配列は、今まで考えられていたものよりもずっと多様性に富んでいる、と最近聞いた
  • ヘルペス感染防ぐ薬剤=マウスで開発、新薬期待―東大など (時事通信) - Yahoo!ニュース

    口や皮膚に水ぶくれができたり、角膜炎や脳炎になったりすることもある「単純ヘルペス」について、原因ウイルスの感染を防ぐ薬剤を開発しマウスで効果を確認したと、東京大や大阪大の研究チームが14日付の英科学誌ネイチャーに発表した。ウイルスに一度感染すると、風邪をひいたり年を取ったりして抵抗力が落ちたときに再び発症する。初感染の防止は重要で、新薬の実現が期待される。 ヘルペスには単純ヘルペスのほか、水ぼうそうと同じウイルスが原因で起きる帯状ヘルペス(疱疹=ほうしん)がある。 単純ヘルペスウイルスがヒトなどの細胞に侵入する際は、ウイルス上にある糖たんぱく質Bと同Dが、細胞側の表面にある窓口役のB受容体とD受容体にそれぞれ結合することで始まる。しかしB受容体が不明だった。 東大医科学研究所の川口寧准教授らは、このB受容体が「非筋肉ミオシン2A」の重鎖と呼ばれる物質であることを解明。この物質は、細胞

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    rlight 2010/10/14
    重要なのは、HSV-1の感染経路に関わる新たな分子が見つかったこと
  • asahi.com(朝日新聞社):暗闇で56年、1300世代経たハエの求愛行動に変化 - サイエンス

    暗黒ショウジョウバエ(右)。野生型のショウジョウバエ(左)とほとんど外見は変わらない=布施直之さん提供  ショウジョウバエを56年間1300世代以上にわたって暗闇で飼育することで、京都大学が進化の謎の解明に挑んでいる。ハエは今のところ、外見の変化はほとんど見られない。しかし、求愛行動に変化が起きていることがわかってきた。  この「暗黒ショウジョウバエ」は1954年、理学部動物学教室の故森主一教授が飼い始めた。これまで計4代の教授が飼育し、光のない環境が進化にもたらす影響を調べる研究を続けている。  2007年に文部科学省の「グローバルCOE(卓越した拠点)」として、京都大で生物の多様性と進化についての研究プロジェクトが始まり、この暗黒バエが課題の一つになった。黒いプラスチックの箱の中で約100匹を飼育し、遺伝情報(ゲノム)などを総合的に調べる研究に取り組んでいる。  暗黒ショウジョウバエは

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    rlight 2010/09/05
    暗黒ショウジョウバエ Dark Drosophila melanogaster
  • ヒョウタンゴケが金を蓄積、資源回収に応用へ 理研など (1/2ページ) - MSN産経ニュース

    たき火の跡などによく生えるコケの一種が、金を選択的に体内に取り込むことを、理化学研究所と非鉄金属大手「DOWAホールディングス」(東京都)の研究グループが発見した。最大で乾燥重量の約10%もの金を蓄積するという。貴金属をわずかに含む廃液から、金を再回収する技術として実用化を目指す。(原田成樹) 金を取り込むのは、「ヒョウタンゴケ」というありふれた種。世界中に分布し、特にたき火や火災の焼け跡でよくみられる。 理研は、文部科学省の「経済活性化のための研究開発」(リーディングプロジェクト、平成15〜19年度)として植物を利用した環境浄化の研究に取り組み、ヒョウタンゴケが生物に有害な鉛を回収する能力を持つことを発見。20年からDOWAホールディングスと共同で、コケを用いた重金属廃水処理装置の開発に乗り出し、ヒョウタンゴケが金も取り込むことを新たに見つけた。 廃液から金や鉛を回収するには、成長した株

  • asahi.com(朝日新聞社):男の涙にフェロモンあった マウスで確認、人間はなし - サイエンス

    マウス(ハツカネズミ)のオスは、涙腺から性フェロモンを出すことを、東京大学の東原和成教授(応用生命化学)らが突き止めた。フェロモンは昆虫がおしりから出すことが知られているが、哺乳(ほにゅう)類では珍しく、涙腺からフェロモンを出す生物は初めてという。1日付英科学誌ネイチャーに発表した。  グループは、マウスの涙腺から出る特定のたんぱく質がオスにしかないことに注目。これをメスにかがせると、性行動を調節すると言われる脳の視床下部の活動が活発になった。オスにかがせても、視床下部に変化はなかった。  フェロモンをかがせたメスは、オスを受け入れる態勢を取る頻度が3〜5倍になり、交尾の成功率も約3倍高かった。一方、フェロモンを出すオスは、野生マウスに多く、ケージで飼われている実験用マウスは少ないことがわかった。このたんぱく質をつくる遺伝子は人間にはなかった。  東原教授は「メスと出合う機会が少ない野生マ

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    rlight 2010/07/02
    Exocrine gland-secreting peptide 1 (ESP1)
  • asahi.com(朝日新聞社):人工生命、完成見えた 米研究所、ゲノム合成し人工細菌 - サイエンス

    人工ゲノムを持った「人工細菌」の電子顕微鏡写真=サイエンス提供    自己増殖をする「人工細菌」を作ることに、米のチームが初めて成功した。DNAをつないで、ゲノム(全遺伝情報)を人工的に作った。生命の設計図であるゲノムが働くことが確認でき、「人工生命」ともいえる成果だ。医薬品づくりなどに役立つ技術と期待される一方で、安全性の確保や悪用防止が課題になる。生命とは何かを問うことにもつながりそうだ。  作ったのは、人間のゲノム解読に携わったクレイグ・ベンター博士が代表を務める研究所のチーム。遺伝情報にあたる塩基配列が少なく、操作しやすい「マイコプラズマ・マイコイデス」という細菌をモデルにした。  この細菌のゲノムをまねて、ゲノムを構成するDNAの断片を化学合成した。これを大腸菌などの中で1につなげて、人工ゲノムを作った。この人工ゲノムを、ゲノムを除いた別種の細菌の細胞膜を器にして、移植した。

    rlight
    rlight 2010/05/21
    化学合成ゲノム
  • asahi.com(朝日新聞社):暗い所でも葉緑素作るたんぱく質 名大などが構造解析 - サイエンス

    植物などの光合成にかかわる葉緑素を暗い所でも作り出せる働きを持つたんぱく質の構造を、名古屋大大学院の藤田祐一准教授(生命農学)らのグループが解析した。19日付の英科学誌ネイチャー電子版で発表する。肥料を使わない農作物の開発にもつながる可能性があるという。  葉緑素が作られる過程では、大豆のように明るい場所で芽生えさせないと緑にならない種と、クロマツなど暗い場所でも緑になる種の二つがあるが、詳しいメカニズムは分かっていない。  藤田さんらは、光合成をする細菌を使い、暗い所で葉緑素を作り出す「NBたんぱく質」の立体構造を詳しく調べた。その結果、空気中の窒素を取り込んでアンモニアに変える、別のたんぱく質の構造に極めてよく似ていることが分かった。  今後、明るい場所で葉緑素を作るたんぱく質の構造も調べる予定で、藤田さんは「窒素肥料の代わりに、光を使って窒素を取り込む農作物の開発につながるかもしれな

  • asahi.com(朝日新聞社):まるで地球外生命? 酸素なしで生きる多細胞の動物発見 - サイエンス

    酸素なしで生きる胴甲動物の顕微鏡写真。染色してあり、左下の横棒の長さは20分の1ミリ(BMCバイオロジー誌から)  【ワシントン=勝田敏彦】ギリシャ・クレタ島に近い地中海の海底の堆積(たいせき)物から、酸素なしで生きる動物が見つかった。一部の細菌など単細胞生物が、酸素なしで生きることは知られているが、多細胞の動物は初めて。イタリアとデンマークの研究チームが英オンライン生物誌BMCバイオロジーに発表した。  チームが調査した堆積物は、塩分濃度が特に高い水がたまったところの下にあり、普通の海水との接触がなく酸素が全く含まれない。だが、この10年間で3回調査した結果、軟らかい体を硬い殻のようなもので包む1ミリ以下の小動物(胴甲動物)3種類が生きていることがわかった。  これらは、堆積物の中で一生を過ごしており、酸素なしでも生活のためにエネルギーを得る機能を進化させているらしい。  英テレグラフ紙

  • ノリ・寒天、日本人は栄養に…腸内細菌の力で : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    寒天の原料のテングサやノリなどの海藻(紅藻類)は人間の消化酵素で分解できないため、ダイエット品としても使われているが、日人の一部は腸内細菌の力を借りて、紅藻類を分解して栄養分にしていることが仏パリ大学の研究で分かった。北米では、こうした腸内細菌を持っている人は見つからず、習慣の違いが影響しているらしい。8日付の英科学誌ネイチャーに発表する。 研究チームは、紅藻類を分解する酵素を海洋の微生物から発見。公開されている遺伝子のデータベースを調べたところ、この酵素の遺伝子を持つ陸上の微生物はいなかったが、日人の腸内細菌から見つかった。 日人では13人中5人がこうした腸内細菌を持っていたが、北米の18人で持っている人はいなかった。日人は古くからノリなどをよくべており、腸内細菌は、ノリなどと一緒に口に入った微生物から紅藻類を分解する遺伝子を取り込んだらしい。 東京大学の服部正平教授(情報

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    rlight 2010/04/08
    新規薬剤探索の候補にヒト腸内細菌が使われる日も遠くないかも
  • asahi.com(朝日新聞社):未知の系統の人類、4万年前シベリアに DNA調べ判明 - サイエンス

    約4万年前のロシア・シベリア南部に、これまで知られていなかった系統の人類が生存していたことを、ドイツなどの国際研究チームが突きとめた。いまの人類と、絶滅したネアンデルタール人は約47万年前に枝分かれしたとされるが、DNAの解読結果からさらに古い、いまより104万年前に共通の祖先から分かれていることがわかった。  英科学誌ネイチャー電子版に発表する。  カザフスタンとの国境に近いロシアのアルタイ山脈にある「デニソワ洞穴」から2008年に発掘された人の小指の骨の化石を分析した。4万8千年〜3万年前の地層にあった。研究チームはこの骨の粉末30ミリグラムから細胞内の小器官であるミトコンドリアのDNAを抽出し、塩基配列を解読した。  その結果、この指の主は、いまの人類やネアンデルタール人と異なる未知の人類とわかり、「デニソワ人」と名づけた。  デニソワ洞穴には12万5千年前から人類がすんでいたことが

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    rlight 2010/03/26
    デニソワ人
  • asahi.com(朝日新聞社):サリドマイド副作用、関与のたんぱく質発見 東工大など - サイエンス

    睡眠薬として服用した妊婦の子に重い障害が出るという深刻な薬害を引き起こしたサリドマイドについて、東京工業大と東北大のグループは、その副作用にかかわる体内のたんぱく質を見つけ、動物実験で確かめた。現在サリドマイドはがんなどの治療薬として認められており、副作用の仕組みが解明されれば安全な治療法の開発に役立つ。12日付の米科学誌サイエンスで発表した。  東工大の半田宏教授らは、サリドマイドを直径1万分の2ミリのビーズに固定し、ヒトのがん細胞を溶かした液につけた。その結果、セレブロンというたんぱく質とくっつきやすいことがわかった。  ニワトリや熱帯魚ゼブラフィッシュの卵にサリドマイドを加えると、翼の骨や胸びれができなくなる。ところが、サリドマイドと結合しないセレブロンの遺伝子をつくってニワトリやゼブラフィッシュの卵に入れると、サリドマイドを加えても翼や胸びれが発達した。  逆に、遺伝子操作でセレブ

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    rlight 2010/03/12
    Cereblon (CRBN) as a thalidomide-binding protein
  • 「粘菌」エサの駅つなぎ首都圏そっくり鉄道網 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    東京都心に置いた粘菌(上)は、エサを求めて広がり(中・8時間後)、鉄道網のような姿になる(下・26時間後)=手老さん提供 「粘菌」と呼ばれる単細胞生物が鉄道網のような高度なネットワークを構築する能力があることを、北海道大学の手老(てろう)篤史研究員らが突き止めた。 実験で、粘菌が首都圏鉄道網のミニチュア版そっくりに変形していく様子を確認した。22日付の米科学誌「サイエンス」に発表する。 粘菌は、胞子から小さなアメーバが生まれ、アメーバ同士が融合して、変幻自在に伸びるネバネバの集合に育つ。実験では、関東地方をかたどった容器(縦21センチ、横17センチ)の中で、横浜や千葉など首都圏の主要36駅に当たる位置にエサを配置。東京都心に粘菌を置いた。粘菌はエサを求めて広がり、次第に実際の鉄道網のようになった。 粘菌が変形した「鉄道網」を分析すると、輸送効率やアクシデント時の迂回(うかい)路の確保といっ

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    rlight 2010/01/22
    粘菌の餌場への広がり方を数理モデル化
  • asahi.com(朝日新聞社):思考つかさどる大脳新皮質、大人も神経生成 ラット実験 - サイエンス

    意識など高次の精神作用をつかさどる大脳新皮質で、大人でも新たな神経細胞が作られることを、藤田保健衛生大などが、ラットを使った実験で突き止めた。脳の障害を防ぐ治療法の開発につながる可能性がある。27日付の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に掲載される。  記憶をつかさどる海馬など一部の脳細胞は、老化に伴って一方的に死ぬだけでなく、大人でも作られることが分かってきているが、認識や思考といった高度な脳機能にかかわる大脳新皮質については、はっきりした証拠がなかった。  藤田保健衛生大の大平耕司助教らは、成熟したラットの大脳新皮質の最も外側の層にある細胞に注目した。光るように工夫して形態などを調べたところ、神経細胞の元となる前駆細胞であることを発見。神経回路に組み込まれることも分かった。大脳新皮質で神経細胞が作られる証拠となる細胞を初めて見つけた。  新しく作られた神経細胞は、てんかん時に

  • asahi.com(朝日新聞社):臓器まで透ける金魚 人の病気研究用、三重大など作製 - サイエンス

    消化管や卵巣、えらなどが透けて見える金魚=秋山真一・名古屋大特任助教提供  体内の臓器や筋肉が透けて見える金魚を作製することに三重大の田丸浩准教授、名古屋大の秋山真一特任助教らが成功した。同時に開発した金魚の遺伝子組み換え技術と合わせれば、人の病気を金魚で再現して発症のしくみを解明したり、特定のたんぱく質を光らせて、体内での働きを調べたりできる。横浜市で12日まで開かれていた日分子生物学会で発表した。  田丸さんらは、研究用に広く普及するインド原産のゼブラフィッシュを実験に使っていたが、生後半年でも体長が2〜3センチと小さく、血液の成分やたんぱく質の性質を調べるには、不十分な量しか確保できなかった。  金魚が、飼育や入手が簡単で体も早く大きくなることに注目。国内有数の金魚の産地、愛知県弥富市の養殖業者の協力で金魚の突然変異体を収集した。その中から、透明度の特に高い個体を選び出して掛け合わ

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    rlight 2009/12/15
    交配
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