3日未明、埼玉県本庄市の化学メーカーの工場で、作業をしていた従業員が金属の洗浄に使われる硝酸を体に浴び、病院に搬送されましたが死亡しました。 消防が工場に駆けつけ、作業をしていた男性従業員4人を病院に搬送しましたが、このうち埼玉県上里町の派遣社員、関根真一さん(22)が、2時間半後に死亡しました。 警察によりますと、ほかの3人に目立った外傷はなく、搬送時に意識もありましたが、薬品を吸い込んでいる可能性があるとして、体調に異変がないか病院で経過を確認しているということです。 この会社は自動車部品のメッキ加工などを行っていて、警察の調べによりますと、死亡した関根さんら4人は当時、工場内にあるタンクを硝酸を使って洗浄する作業をしていたということです。 警察は洗浄作業にあたっていた関根さんが硝酸を浴びた状況について、工場の関係者から話を聞くなどして詳しく調べています。