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ブックマーク / nakaii.hatenablog.com (1)

  • ベンヤミンの中動態、ヘイドン・ホワイトの誤解 - 翻訳論その他

    中動態というのは印欧語に見られる態のひとつで、それがどのようなものかといえば、その名の通り「能動態と受動態の中間にある態」ということになる。用語自体は古典ギリシャ語の文法に由来するようだが、実例を挙げれば、ラテン語の「受動形式動詞Deponentia」などがこれにあたる。すなわち「形式は受動であるが、その意味は能動である」(河底尚吾『改訂新版 ラテン語入門』p.137)ような、そういう態のことをこう呼んでいる。古典ギリシャ語の場合、中動態は受動態と同形で、その区別はもっぱら文脈によった。また、バンヴェニストによれば、「受動態は、中動態の一様相であり、後者から発生した」(「動詞の能動態と中動態」)。つまり歴史的にいえば、まずは能動態と中動態の対立、次いで能動態と中動態と受動態の対立、その後、現代印欧語に見られるような能動態と受動態の対立が生じたということらしい。 といっても、現代印欧語に中動

    ベンヤミンの中動態、ヘイドン・ホワイトの誤解 - 翻訳論その他
    rmozx
    rmozx 2014/01/21
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