現在、イトーキで販売している執務用のオフィスチェアは20シリーズ以上。その中でエフチェアはトップクラスの出荷数を誇る。美しいデザインとフィットする座り心地は、イトーキ社内にも男女問わずファンが多い。広く愛されるチェアはどのようにして生まれたのか、プロジェクトリーダーを務めた伊藤博之に話を聞いた。 エフチェア 設計思想である“Fit&Free”とは「振り向き、電話をし、引出しを開閉し、上部の棚からファイルを取り出す」一連の動作がスムーズに行えるよう、座る人の上半身をfreeにすること。体重のかかる背中と腰はしっかりと支えながら、肩から腕を解放するフォルムと機能で、自由な動きと快適な座り心地を実現します。 失敗の許されない開発テーマ エフチェアのプロジェクトは、2010年の後半から動き出しました。オフィスチェアの中でボリュームゾーンになっている、肘無しローバックタイプで5~6 万円台のチェア。
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