日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は25日、安倍晋三首相が白川方明・日本銀行総裁の後任に元財務官の黒田東彦アジア開発銀行総裁を起用する方針を固めたことについて「まずは民間人からの起用をしっかり考えるべきだ。財務省OBで日銀改革ができるのか疑問もある」と、否定的な考えを示した。 橋下氏は記者団の取材に「維新の国会議員団にしっかり議論してもらう。財務省OBだからといって全否定する必要はない」とする一方、「人材の多様性を重視する維新の哲学がしっかり出るような判断を国会議員団にも求めた」と語った。 関連記事〈ロイター〉「黒田新日銀総裁」を市場は歓迎、円安批判抑える国際手腕に期待(2/25)日銀副総裁に岩田教授起用へ 金融緩和論者の代表格(2/25)〈ロイター〉アングル:日銀総裁人事、黒田氏への期待とそびえるハードル(2/25)橋下氏「維新の存続こだわらない」 みんなと合流模索(1/28)黒田氏