日本で再就職して最初の1か月が慌ただしく過ぎていった。ようやく納得のいく形で論文を書き上げたので、それを共著者とボスに送って、久しぶりの一息をついた。 ブログにも何度か登場したこの論文、もはやブログネタ化しているきらいもあるのだが、書き始めたのは去年の暮れ。大きな路線変更があったとはいえ、それでも半年くらいかかっている。実験そのものは、30%ほどのエフォート*1で半年くらいのものなので、さほど大がかりなものではない。自分でやった部分が半分、共著者に現在進行形でやってもらったのが半分で、とくに終盤のデータが本採用になったのもあって共著者のデータが多く用いられている。 どんなに素晴らしいデータを持っていても発表しなければやってないのと同じなので、論文のほうにしっかり時間をかけるのは大事。だけど、この論文に関しては、あと数か月、いやあと1年ほど、自分の手で実験したかった。発生・再生における遺伝子