解説 Active Directoryでは、オブジェクトを一意に識別するために、「識別名」という表記方法を利用する。本TIPSでは、この識別名について説明する。 ●識別名とは 識別名(DN:Distinguished Name)は、Active Directoryのオブジェクトを表記するために使われる表記方法であり、例えば次のようなものである(dsqueryはActive Directoryの問い合わせを行うコマンド)。 これは、example.co.jpドメインにある、Eigyou1という組織単位(OU)に属するsuzukiというユーザーアカウントを問い合わせた場合の例である。「CN=…」で始まる表記がDN名である(前後のダブルクォートはDNには含まれないが、コマンドなどで使用する場合は、空白や特殊文字などを含むことができるように、このように囲んでおく)。GUIのツール([Active