25日の自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」で出た報道機関への圧力を求める発言が、波紋を広げ続けている。テレビ朝日の27日未明の討論番組に複数の自民党議員が出演を辞退していたことが判明。批判を浴びることを懸念する党本部の意向もあったとみられる。同党は関係議員の処分を発表するなど火消しを急ぐが、発言封じともとれる姿勢に有権者の不信が強まる可能性もある。 自民党議員が出演辞退した番組は「朝まで生テレビ!」。当初は同党議員3人を含む与野党の若手議員が安保法制などについて議論する予定だったが、公明党も出演を断り、出演者は野党議員と評論家らだけだった。 番組内での説明によると3人が辞退した理由は「地元の日程の調整がつかない」。その穴を埋めようと同党議員多数に出演を求め、1人が承諾したが、放送直前に「体調不良」を理由に辞退したという。司会の田原総一朗氏は番組で、辞退の背景を「安保法制の議論が際