ファーウェイ(中国華為技術)―「傍受」疑われる通信の覇者 通信機器で世界一になった。解放軍の影がちらつくが、排除できぬほど日本に浸透した。ガードの次善の策は「監視」か。 2012年10月号 BUSINESS [企業スキャン] 8月23日、警察庁はサイバー・インテリジェンス(情報通信技術による情報収集)の被害を防止するため、サイバー攻撃の情報をセキュリティー事業者などと共有する協議会を設置した。参加した事業者リストを眺めていると、奇妙なことに気がつく。インターネットイニシアティブ(IIJ)、NECネクサソリューションズ、NTTデータ先端技術、セコムトラストシステムズ、日本IBM、日本電気(NEC)、日本電信電話(NTT)、日立システムズ、三菱電機情報ネットワーク、ラックの10社で、IIJは筆頭株主がNTTだし、ラックは2位株主がKDDIだが、ソフトバンク系がすっぽり抜け落ちているのだ。 ソフ