ミラーレス全盛の昨今だが、一眼レフでも人気のカメラがある。キヤノンの「EOS 90D」だ。価格.comの「デジタル一眼カメラ」カテゴリーの人気売れ筋ランキングでもトップ10に入っている。そんなEOS 90Dをカメラマンの吉村 永氏にレビューしてもらった。 最高10コマ/秒の高速連写など欲張りスペック EOS 90Dは、キヤノンのAPS-C型センサー採用の中級一眼レフカメラ。「APS-C一眼レフの完成形」とキヤノンがうたうモデルだが、その言葉に込められた性能がどんなものなのか探ってみよう。 センサーは有効3250万画素のデュアルピクセルCMOS仕様。キヤノンの独自開発・採用のセンサーだ。他社のセンサーよりわずかにサイズが小さく、焦点距離換算倍率は1.6。焦点距離50mmのレンズを装着すると、明るさはそのままに画角は80mm相当になるということだ。 カタログスペックで驚かされるのが最高約10コ