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ブックマーク / hokke-ookami.hatenablog.com (3)

  • 『君たちはどう生きるか』 - 法華狼の日記

    喪失感をかかえた少年が、家族につれられて田舎へやってくる。そこは少年にとって優しくも、どこか表面的な世界。やがて少年は周囲に出没する鳥を気にするようになり、危険な行動をはじめていく…… 宮崎駿の原作脚監督による、2023年7月14日公開のアニメ映画。吉野源三郎による同名の書籍やコミカライズは未読だが、物語を追うことに支障は感じなかった。 www.ghibli.jp まず公開されていなくて気になっていた映像だが、予想よりも劇場作品らしい絵コンテ、緊密なレイアウトになっていた。 窓枠や柵をこえて回廊をすすむカットの多用が、平面なはずの手描きアニメに世界の奥行きをもたらし、異界にむかう主人公のドラマとも一致する。 『ハウルの動く城』以降、描線が太く溶けていった宮崎駿作品には良くも悪くも年齢を感じていた。しかし田雄が単独作画監督として入った今作は、キャラクターの全身が連動して動いて肉体の上を衣

    『君たちはどう生きるか』 - 法華狼の日記
  • 徴兵制をしけば戦争に慎重になるという法哲学者の謎 - 法華狼の日記

    東京大学の井上達夫教授が、憲法から9条を削除べきという持論を文藝春秋で改めて提言していた。 http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1387 最初は現状以上の米国従属を不必要と主張しながら、主体的な軍備の要求に一貫性を見いだしたり、ひとつの意見としては納得できるところがある。 最も鋭く指摘したのが清水幾太郎でした。彼は六〇年安保反対闘争で活躍しながら、後には日核武装論を発表するなどして、転向したと批判されました。しかし、その論理を突き詰めると、主体性なき日米安保を脱却して、日は自分で自分を守れ、と一貫している。 しかし護憲派へ批判の矛先を向けるようになってからは、首をかしげるところが多い。 改憲派よりも護憲派の欺瞞の方が根深い。 護憲派にも二つあって、ひとつは原理主義的護憲派。こちらは「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めな

    徴兵制をしけば戦争に慎重になるという法哲学者の謎 - 法華狼の日記
  • 『幕末太陽傳』がコミカライズされていた - 法華狼の日記

    さまざまな名作小説漫画化しているホーム社から、A5サイズの大判で。 http://www.homesha.jp/e/comicbooks/p.php?tag=pc/sp/taiyo 古屋で見かけて驚いたが、最近のデジタル修復にあわせて発売されたようだ。試し読みしてみると、けっこう出来がいい。 登場人物が美形の青年として描かれているが、画力は高いし、これはこれでアリ。特に高杉晋作は、ふくふくしい坊ちゃん顔の石原裕次郎が演じた原作映画より、イメージに近い。正直にいってアクション面では期待はずれだった原作映画*1よりも、幕末志士を描いた物語らしくなっている。 もともとホーム社のコミカライズ企画は、集英社から枝分かれした会社だけあって、イーストプレス社の似た企画*2より全体的に面白い。 http://www.homesha.jp/e/p.php?tag=series/i&i=bungo ちゃん

    『幕末太陽傳』がコミカライズされていた - 法華狼の日記
    rocketboy_miya
    rocketboy_miya 2013/10/04
    映画は神保町シアターで観た。この現代的な画で入り込めるのかな・・・
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