東京都武蔵野市の市立関前南小学校(加藤聖記校長)で22日、学校の南側に設置されているブロック塀の撤去工事が始まった。大阪北部地震でブロック塀が倒れ、下敷きになった女子児童が死亡した事故を受けて緊急点検したところ、「控え壁」がないことが判明し、撤去することになった。 市教委などによると、ブロック塀はプールサイドにあり、高さ約2・2メートル、幅約36メートル。同校が開校した1971年夏ごろに建てられたとみられる。点検したところ、プールサイドの床面からの高さが1・4メートルあり、建築基準法施行令で「控え壁を設けること」としている1・2メートルを超えていた。市教委は「建てた当時は法的に問題なかったが、今は基準に合わない。早急に撤去し、安全策を取りたい」と話した。 22日は午前10時ごろから、業者が塀に電動カッターを入れるなど、取り壊し作業に入った。3日間で工事を終え、仮フェンスを設置するという。(
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