「自分自身の病気を防ぐことにもつながるし、それが女性の子宮頸がんをなくすという大きな目標につながると知った時に、自分の中で一気に印象が変わりました」 そう話すのは、HPVワクチン※の「男性への接種」の無料化に向けたウェブ署名活動「HPVワクチン男性にも無料接種を!」の立ち上げ人の一人、国際基督教大学(ICU)の服部翼さん(20)だ。 ※HPVワクチン:女性の子宮頸がんのほぼすべての原因だとされているHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染を予防できるワクチン 服部さんは、2021年11月から、同じくICUに所属している川上詩子さん(21)とともに、インターネット上の署名サイトChange.orgで署名活動をスタート。2022年11月1日には、署名数が1万人に到達した。 11月中には集まった署名を厚生労働大臣に提出する予定だ。なぜ、服部さんや川上さんは、男性への無料接種を求め活動しているのか