日本維新の会政調会長の浅田均大阪府議会議長(62)が、自らが編集した地域政党・大阪維新の会の政策解説書250冊を購入し、代金の半額の10万円を府議会の政務調査費から支出していたことがわかった。 財界関係者などを対象にした講演会で参加者に配布したという。維新の会の府議団も57冊、大阪市議団も34冊を政調費で購入し、所属議員に提供していた。府、市の条例では、政調費・政務活動費は議会内会派や議員の活動に対しては支出できるが、政党活動や選挙活動への支出は禁止されている。 府議会と市議会が1日公開した2012年度分の政調費・政務活動費の収支報告書と領収書で判明した。 収支報告書などによると、浅田氏は昨年11月、維新の会が掲げる「大阪都構想」などの政策をまとめた解説書「図解 大阪維新 チーム橋下の戦略と作戦」(定価952円)を250冊購入。「(本の購入は)府議の活動と政党活動の両方の側面がある」という