2012年12月23日のブックマーク (2件)

  • ヘリウム3の単原子層膜は自然界で最も低密度の液体である - 東大が発見

    東京大学(東大)は12月20日、グラファイト表面にヘリウム3の単原子層膜を吸着させた2次元ヘリウム3原子系の熱容量を、絶対零度に近い2mKの超低温度まで測定し、この系が、量子気体になるのではなく、これまで知られるどの液体よりも低密度の液体相の「水たまり(パドル)」状に凝縮し、それ以外の基板表面は真空となることを発見。さらに、これが2次元ヘリウム3原子系の普遍的な性質であると結論付けたことを発表した。 同成果は、同大大学院理学系研究科 物理学専攻の福山寛 教授と日学術振興会特別研究員の佐藤大輔 博士の研究グループによるもので、詳細は米国物理学会誌「Physical Review Letters」に掲載された。 物質は一般に、十分高温で構成粒子が自由に動き回る気体となり、低温では粒子間引力のためにまず密度が高い液体となり、より低温になると自由な運動をやめて固体となるが、質量が小さく引力も弱い

    ヘリウム3の単原子層膜は自然界で最も低密度の液体である - 東大が発見
    rohiki1
    rohiki1 2012/12/23
  • 1リットルで2グラム…最も軽い液体を発見 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    東京大の研究チームは20日、1リットルに換算するとわずか2グラムという、世界でもっとも軽い液体を発見したと発表した。 研究成果は米物理学会誌「フィジカル・レビュー・レターズ」に掲載された。ヘリウムの一種である「ヘリウム3」が特殊な条件下で液体になったもので、これまで世界でもっとも軽いと考えられてきた液体水素の30分の1の軽さだという。 気体状の物質は一般的に、温度を下げると液体になり、さらに下げると氷のような固体へと変化する。しかし、通常のヘリウムよりも軽いヘリウム3はこれまで、原子1個分の厚みしかない平面状の層の中に閉じこめると絶対零度(氷点下約273度)まで冷やしても気体のままだと考えられてきた。今回、研究チームが実際に、平面に閉じこめて温度を下げたところ、絶対零度近くで、密度が非常に低く、軽い液体に変わったのを確認したという。

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    rohiki1 2012/12/23