神の動物なだけに。 人工心臓って、丸ごと人間の心臓の代わりになるものと部分的に補助するタイプがあるんですが、前者はまだあまり普及していません。日本ではそもそもこのタイプの人工心臓が承認されていないし、米国でも1000例を超える程度と言われています。そんな人工心臓の課題のひとつは、血液には異物に触れると固まる性質があるため、装着すると血栓ができやすくなることです。そのため、人工心臓を装着した人には血液凝固を防ぐ薬が処方されたりしています。また耐久性の問題もあり、人工心臓はあくまで人間の心臓移植ができるまでの「つなぎ」でしかありません。 でもフランスのCarmat社が、そんな課題への答えになるかもしれない人工心臓を開発しました。血液に触れる部分に、牛の心臓の組織から取り出した素材を使っているんです。実は牛の心臓組織は、これまでも人間の心臓の一部に移植されていて、完全に人工の素材に比べて血液凝固
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