経済産業省と総務省は事業者間でビッグデータ(大量データ)の流通取引を円滑化するための支援を始めた。ある事業者がIoT(モノのインターネット)を使って集めたデータを別の事業者に提供する際、契約方法やプライバシーへの配慮などについて専門家が助言する。IoTを使った新たなビジネスが生まれる環境を整備する狙い。 両省が昨年設立したIoT推進コンソーシアムの下に「データ流通促進分科会」を新たに立ち上げた。座長は森川博之東京大学先端科学技術研究センター教授で、委員は弁護士や情報科学の専門家で構成する。 同コンソーシアムの会員の中には、集めたデータを他の事業者に提供してもいいと考える事業者がある。ただ、適切にデータを取り扱ってもらえるのか懸念し、データ提供をためらう場合があるという。 こういった企業に対し、専門家がデータの流通範囲の設定や、個人の特定を避けるためのデータ加工のあり方などを助言する。まず第
携帯大手3社の2015年4―12月期連結決算が10日出そろい、各社とも2ケタの営業増益を確保した。NTTドコモ、KDDIは通信料収入の増加やコスト削減が寄与。ソフトバンクグループは国内が順調な上、携帯電話子会社の米スプリントの業績改善が貢献したものの、当期利益は中国電子商取引最大手アリババの上場益反動で減益となった。 「昨年の今頃は、スプリントの解決の糸口がみえず長くて苦しい闘いになると思っていたが今は解決への手応えを感じている」。ソフトバンクグループの孫正義社長は10日の決算発表会で自信をのぞかせた。スプリント事業の営業利益は前年同期比49%増の595億円。売上高が反転し、コスト削減や為替の円安が寄与した。ネットワーク品質も大幅に改善し解約率も減少。孫社長は「これからは稼ぎ頭になる」と力を込めた。 国内通信事業の営業利益は同8%増の5983億円と堅調。ただスマートフォンの解約率改善が課題
眼科治療では光を受けた網膜の電位変化パターン(網膜電図=ERG)から網膜細胞の健康状態を検査する。眼科医療機器メーカーのメイヨー(愛知県稲沢市)は、愛知県立大学情報科学部の戸田尚宏教授の協力を得て、下まぶたの皮膚電極から正確にERGを計測できる業界初の誘発反応記録装置「ピュレック」を2009年に製品化した。 かつてERG用の電極は角膜に装着するコンタクトレンズ式が一般的だった。麻酔が必要で角膜も傷つきやすく、患者と検査者の負担が大きい。皮膚電極は室内の交流の雑音(ハムノイズ)を拾い、数十マイクロボルトの微弱なERGを計測できなかった。周波数が50ヘルツと60ヘルツの電気は生体にもあり、単純な除去では解決できない。 戸田教授はもともと脳波の研究に従事しており、自作の脳波計のハムノイズに悩んでいた。01年、メイヨーに勤務する大学院生時代の知人に技術に関して相談したところ、ハムノイズフィルターの
ワイエイシイデンコーは、遠赤外線方式による液晶表示装置(LCD)用ガラス基板焼成炉などの熱処理装置の製造販売が主力。3メートル角のガラス基板をプラスマイナス3度C以内で温度制御する独自技術を持つ研究開発(R&D)型企業だ。 福田辰徳社長は「遠赤外線一筋、55年。独自技術の蓄積が強み」と胸を張る。 2016年3月期売上高は初めて50億円を超える見通し。「中国で液晶テレビやスマートフォン(スマホ)向け設備投資が伸びた」と話す。米アップルは18年から有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)パネル搭載のスマホを発売する計画といわれる。「熱処理は欠かせない工程。R&Dを積極化する」と意気込む。同社はワイエイシイの子会社。(立川) ▽所在地=東京都青梅市今井3の7の8▽資本金=3億9800万円▽売上高=50億円(16年3月期見込み)▽従業員=90人▽設立=61(昭36)年8月 [2016年2月12日]
海の中道海浜公園では、12月16日(土)・17日(日)、23日(土)・24日(日)の4日間、1万本のキャンドルで幻想的な地上絵を描く"うみなかキャンドルナイト"を開催! イベント期間中、キャンドルアートの制作・撤去を手...
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