前提 本記事の内容は主にAngular v9以上を対象としています。 v9よりIvy(Angularの次世代レンダリングエンジン)がデフォルトで有効になり、Ivyの導入に伴いデバッグAPIの仕様が変更されています。 そのため、v8以前では本記事で紹介するデバッグAPIは利用できません。 ブラウザコンソールからAngularの状態を見る Angularの開発モード(ng serveした状態)では、@angular/core/globalパッケージを使用してコンソールからアプリケーションの状態を見ることができます。 @angular/core/globalパッケージのメンバは、ngという名前空間に属する関数としてグローバル領域(windowオブジェクト内)に公開されます。 コンソールよりng.XXXXと関数を実行することで、コンポーネントのインスタンスなどを取得できます。 以下は使用可能な関数