夏に向けて様々な節電対策に関心が寄せられているが、なかでも最近よく耳にするのが「緑のカーテン」という言葉。住宅の窓を覆うように植物を繁茂させることで太陽光を遮断、室内の温度を下げ、エアコンの消費電力を抑えるというものだ。 植物の種や苗を販売するサカタのタネでは、東京電力が今夏の電力不足を発表した3月25日以降、緑のカーテンに適した「つる性植物」の売り上げが大幅にアップしたという。 「3月25日から4月7日までの売上を見ると、つる性植物の種は前年比131%と大幅にアップしました。また、苗も好調で、横浜にある直営店の売り場ではゴーヤやヘチマなどが飛ぶように売れています。4月16日から1カ月間で、ゴーヤが前年比159%、ヘチマが前年比212%、ヒョウタンが前年比198%となっています」(サカタのタネ広報宣伝部・淡野一郎さん) 現在、市場ではつる性植物の奪い合いが起こっていて、種や苗の品薄状