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ブックマーク / passing.hatenablog.jp (3)

  • アナロジーにむけて - The Passing

    Enzo Melandri, La linea e il circolo. Studio logico-filosofico sull'analogia. Bologna : Il Mulino, 1968; Macerata : Quodlibet, 2004. Enzo Melandri, L'analogia, la proporzione, la simmetria, Milano : ISEDI, 1974. アナロジー、類比、類推について考えるのは、どうしてこれほど困難なのだろう。あるいはその助けとなり、導きともなるかもしれない、エンツォ・メランドリの二冊の書物。 かつてパースのアブダクションからはエーコが、シモンドンのトランスダクションからはドゥルーズが、そこに含まれていたアナロジーへの洞察を取り除き、あるいは覆い隠してしまったようにも見える。スタフォード、あるいはレイコフ、

    アナロジーにむけて - The Passing
    rokaz
    rokaz 2008/06/19
  •  Giorgio Agamben, Image et mémoire, Desclée de brouwer, Paris, 2004. - The Passing

    ジョルジョ・アガンベン(1942- )の1975年の論文「アビ・ヴァールブルクと名前のない科学」(1983年に補遺が書かれた)を読む。イタリア語のは入手できていないので、さしあたり『イメージと記憶』に所収のフランス語訳で。 アガンベンはヴァールブルクの方法論を、いわば通時態と共時態との接合部、その裂け目において芸術作品(むしろイメージ)を捉えようとするものだとしている。ヴァールブルクは、イメージ(芸術作品)を、芸術家の心の表出と考えることもなければ、歴史を超えた集合的無意識のあらわれと考えることもない。むしろそうした〈意識/無意識〉〈歴史/構造〉〈通時態/共時態〉という対立の裂け目こそイメージという場であり、その場において人間主体が生みだされるという。そしてそれをヴァールブルクは、イコノグラフィーと美術史、文化史、そして「名前のない科学」、の三つのレヴェルの解釈学的循環を通して捉えようとし

     Giorgio Agamben, Image et mémoire, Desclée de brouwer, Paris, 2004. - The Passing
    rokaz
    rokaz 2007/11/26
    >>アガンベンはヴァールブルクの方法論を、いわば通時態と共時態との接合部、その裂け目において芸術作品(むしろイメージ)を捉えようとするものだとしている。
  •  ピエール・レヴィ『ヴァーチャルとは何か?―デジタル時代におけるリアリティ』(米山優監訳、昭和堂、2006年) - The Passing

    ピエール・レヴィ(Pierre Lévy, 1956- )が、virtuelと呼ばれるものを、hétérogénèseという視点から広く人類学的に位置づけ、考察した書物。 ひところジャン・ボードリヤールやポール・ヴィリリオなどの名前とともに流行ったヴァーチャル化による「現実の喪失」とか「シュミラークルの社会」とかいう考えを明に暗に批判しつつ、レヴィは、一般に「ヴァーチャル化」と呼ばれている運動が、言語、技術、契約などとして古くから広く見られる運動であり、けっして「現実の消去」を引き起こしはしない、とする。むしろ、言語、技術、契約(近年の情報技術やサイバースペースもこれらの延長線上にある)といったヴァーチャル化は、現実を「異型発生」「生成変化」させるのだということを、ジル・ドゥルーズの議論をうまく踏まえながら、actualisation/virtualisation/potentialisa

     ピエール・レヴィ『ヴァーチャルとは何か?―デジタル時代におけるリアリティ』(米山優監訳、昭和堂、2006年) - The Passing
    rokaz
    rokaz 2006/07/28
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