[東京 27日 ロイター] - 日本民間放送連盟は27日、AM放送をFM放送に乗り換えることができるよう総務省に制度改正を要望した。現在AM局の大半は難聴対策や災害対策を目的にFMでも同じ番組を放送しており、両放送の運営は経営の負担になっている。2028年の再免許時までの実現をめざす。 AM放送はFMに比べて大規模な送信所やアンテナが必要となるため、老朽化による設備更新には多額の費用がかかる。民放連は営業収入が大きく落ち込む中で、放送を維持しながら更新することは「極めて困難」と判断しており、事業者の判断でFMに一本化できるよう求めている。 ただ、現在AM局が流しているFM放送の周波数は90.0─94.9メガヘルツと、従来のFM放送の周波数(76.1─89.9メガヘルツ)とは異なるため、聞くには対応ラジオが必要となる。 三菱総合研究所の調査によると、この周波数に対応したラジオの普及率は現在5
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