椎体の後面に付着している後縦靭帯が骨化する(骨に変性する)疾患です。骨化して肥大した靭帯が脊髄や神経根を圧迫すると、手や足、体幹の痛み、しびれや運動障害などをきたします。中年期以降に症状があらわれることが多く、また、その他の脊椎の靭帯(黄色靭帯や前縦靭帯)や、脊椎以外(膝や股関節など)の靭帯の骨化を合併していることもあります。
椎体の後面に付着している後縦靭帯が骨化する(骨に変性する)疾患です。骨化して肥大した靭帯が脊髄や神経根を圧迫すると、手や足、体幹の痛み、しびれや運動障害などをきたします。中年期以降に症状があらわれることが多く、また、その他の脊椎の靭帯(黄色靭帯や前縦靭帯)や、脊椎以外(膝や股関節など)の靭帯の骨化を合併していることもあります。
(概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。) ○ 概要 1.概要 後縦靱帯骨化症は、脊椎椎体の後縁を連結し、脊柱のほぼ全長を縦走する後縦靱帯が骨化することにより、脊椎管狭窄を来し、脊髄又は神経根の圧迫障害を来す疾患である。頸椎に最も多いが、胸椎や腰椎にも生じる。 後縦靱帯骨化症患者では、前縦靱帯骨化を中心として、広汎に脊柱靱帯骨化を来す強直性脊椎骨増殖症を約40%に合併し、また黄色靱帯骨化や棘上靱帯骨化の合併も多く、脊椎靱帯骨化の一部分症とし て捉える考えもある。 2.原因 多くの説があるが、現在のところ不明である。全身的骨化素因、局所の力学的要因、炎症、ホルモン異常、カルシウム代謝異常、糖尿病、遺伝、慢性外傷、椎間板脱出、全身的退行変性などが挙げられている。 後縦靱帯骨化症患者の家系調査により、高率な多発家系の存在することが明白となり、本症の成因に遺伝的背景が大きな役割をなしてい
頚椎の後縦靭帯骨化症に関しては、診療ガイドラインに基づいて患者向けガイドブック(「患者さんのための頚椎後縦靭帯骨化症ガイドブック」南江堂)を出版していますので詳細に関しては是非参照ください。 この病気になると背骨の動きが悪くなり、体が硬い、背すじにこりや痛みを生じることがあります。しかし、このような症状は病気でなくても起こりますので、この症状だけでは病気かどうかの判断はできません。 注意が必要な症状は、神経(主に脊髄)が圧迫され神経の働きが低下して起こる、以下の脊髄症状です。 後縦靭帯骨化症で頚椎の脊髄が圧迫されると、手足のしびれ感(ビリビリ、ジンジンしたり感覚が鈍くなる)や手指の細かい運動がぎこちなくなり、しづらくなります(箸がうまく使えない、ボタンの掛け外しがうまくできない)。ほかにも、足がつっぱってつまづきやすい、階段を上り下りがこわくて困難などの歩行障害も出現してきます。 黄色靭帯
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