財力的にも味の嗜好的にも庶民派なボクが、外食でちょくちょく利用するのが「サイゼリヤ」だ。 この庶民の低価格イタリアンレストランは、マイケル・ポーターが言うところのコスト・リーダーシップ戦略を取り、2013年11月には国内1000店舗を達成、ファミレスでは「ガスト」(約1,300)に次ぐ規模となっている。 理系中心の経営陣・社員が科学的なレストラン運営を実践し、売上高利益率5%であれば優良といわれる外食業界において同10%を維持、圧倒的なコスト削減、高効率経営を開発したと賞賛されているが、ボクは、サイゼリヤが開発した真にイノベーティブなものは、まったく別のものだと仮説立てている。 それは、“中高生のレストラン”という新たなレストランカテゴリーだ。 先週末にもここを利用したのだが、ビビるのが中高生客の多さで「ここは学食なのだ。」と自然に錯覚さえしてしまうレベル。いつ行っても半数以上が中高生とい