ナチス・ドイツの戦犯を追及しているユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部・米ロサンゼルス)は25日、フランスでの虐殺に関与するなどした4人の詳細な情報が集まり、ドイツ検察当局に通知したことを明らかした。南部ミュンヘンで団体幹部がドイツメディアに語った。 DPA通信などによると、4人は80代中ごろから80代後半。うち1人は女で、アウシュビッツ強制収容所の看守を務めていた。検察当局は12月にも立件するか判断するという。 男の1人は1944年6月、フランス中部オラドゥールシュルグラン村でナチス親衛隊が村民約640人を虐殺した事件に関与したとされる。 同センターは7月、訴追されていない生存中の戦犯追及の「最後の機会」として、ドイツ国内で情報提供を求めていた。(共同)
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