気象庁は、神奈川県の箱根山では火山活動がさらに高まっていると考えられ、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が起きるおそれがあるとして、6日午前6時に火口周辺警報を発表し、大涌谷の周辺には立ち入らないよう呼びかけています。気象庁火山課の北川貞之課長は、6日午前8時から記者会見しました。 そのうえで、今後の注意点について、「これまでのところ、規模の大きな噴火につながるような兆候は見られないが、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があり、それに伴って周辺では大きな噴石の飛散するおそれがあるので、警戒してほしい」と話しています。
気象庁によると、箱根山(神奈川県・静岡県)では先月26日14:00頃から、大涌谷付近から神山付近の浅い所を震源とする火山性地震が増加しているほか、きょう3日の朝から大涌谷の温泉施設で蒸気が勢いよく吹き出しているのが確認されたということです。 気象庁は、箱根山の大涌谷浅部における熱水活動が不安定な状態となっており、今後、大涌谷付近では突発的に規模の小さな噴出現象が発生する可能性があるとして、地元自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないよう注意を呼びかけ、あす4日に機動観測班を派遣し、現地の状況を確認することにしています。
火山名 箱根山 火山の状況に関する解説情報 第1号 平成27年5月3日18時00分 気象庁地震火山部 **(本 文)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)が継続> 1.火山活動の状況 4月26日14時頃から大涌谷付近から神山付近の浅い所を震源とする火 山性地震が増加しています。 気象庁と神奈川県温泉地学研究所が設置している傾斜計に、この地震活動 に関連するとみられるわずかな変動が観測されています。 神奈川県温泉地学研究所によると、5月3日朝より、大涌谷の温泉施設に おいて蒸気が勢いよく吹き出しているのを確認しています。 これらのことから、箱根山の大涌谷浅部における熱水活動が不安定な状態 となっており、今後、大涌谷付近では規模の小さな噴出現象が突発的に発生 する可能性があります。 なお、気象庁では、明日(4日)機動観測班を派遣して、現地の状況を確 認します。 2.防災上の警戒事項等 箱根
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