“サンキューハザード”をAIが「声」で伝える時代 自動運転について、同氏は、商用車向けと自家用車向けの2種類に分けて説明した。商用車向けでは、無人トラック輸送による人手不足問題への対策や、地方のバスやタクシーを無人化することによる交通手段の確保などの用途が考えられるという。同氏は「この場合、高速通信技術は、複数の自動運転車を遠隔でリアルタイム監視する際に活用されるだろう」と述べた。一方、自家用車向けでは遠隔監視の必要がないため、自動車同士が通信を行い、お互いの位置や速度などの情報を交換するなどの用途で通信技術が使われる可能性があるという。同氏は「自動車に組み込まれたAI同士が通信を行うことで、譲り合いの際の“サンキューハザード”などを音声言語で双方の運転手(搭乗者)に伝えるような時代も来るかもしれない」と語っていた。