先日の記事で Python 2.x/3.x の互換性に関するツールをいくつか紹介したけど、詳しい使い方までは書くことができなかった。 今回は、その中のひとつ tox の使い方について紹介してみる。 なんで tox が必要なのか プロジェクトを複数のバージョンの Python に対応させるには自動化されたテストが必要になる。 本当にそのバージョンでソースコードが動作するかは、実際に動かしてみないと分からないため。 ただ、テストがあったとしても複数のバージョンでそれを実行するのを手動でやっていては手間もかかるしミスも出る。 tox は複数のバージョンで一度にテストを実行してくれるため、その手間とミスを大幅に減らすことができる。 記事の全体の流れ 今回は tox を実際にサンプルのプロジェクトを用意して使ってみることにする。 流れは次の通り。 pyenv で複数のバージョンの Python をイ