『魔法遣いに大切なこと』(まほうつかいにたいせつなこと)は、城戸賞に応募された山田典枝の脚本を基にした[1]作品のシリーズ。2002年から2008年にかけて計3タイトルが制作され、漫画、小説、テレビアニメおよび実写映画として発表された。 魔法が幻想でなく当たり前に存在し、一種の特殊技能として認知されている世界の現代日本を舞台としている。魔法能力者は内閣府(設立当時は総理府)の外局[2]である魔法労務統括局(通称「魔法局」)により管理されており、規定の研修を受け魔法士(正式な魔法遣い[注 1])の認可を受けなければならない。また、魔法局が正式に受け付けた依頼に対してしか魔法能力を使用してはならないなど、厳しく制限されている。 なお、魔法士は国家公務員[3]であるが、兼業が認められている特殊公務員であり、シリーズ第1作の主人公である菊池ユメの師匠となる小山田雅美は魔法士の仕事と「PACHANG