2回目では,エーピーシー・ジャパンが実施した調査「災害などの非常時におけるIT機器の保護対策状況」における「IT機器の電源保護対策状況」の結果と解説を紹介します。 意外に身近な電源障害 IT機器の電源保護対策状況の調査では,主にUPS(無停電電源装置)についてのアンケートを重点的に実施しました。 まず明らかになったのは,IT現場におけるUPSの普及率の高さです。「すべてのIT機器にUPSを設置している」が8.15%,「一部のIT機器にUPSを設置している」が90.19%で,合計98.34%が何らかの形でUPSを設置していることになります(図1)。多くのITエンジニアが,UPSの必要性を理解していると考えられるでしょう。
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