2009年10月に発足したクラウド・ビジネス・アライアンスが先週、活動の進ちょくについて記者説明会を開催した。そこで提案されたSaaS間連携の新発想に注目した。 オープンなクラウドサービス市場創出へ 「当初は15社で発足したこの会も、今日現在で114社の会員に参加してもらえるまでになった。標準技術を基にオープンなクラウドサービス市場を創出したいという趣旨に、これだけの会員から賛同を得ることができた」 クラウド・ビジネス・アライアンス(CBA)の理事長を務めるネットワンシステムズの澤田脩会長は、CBAが7月15日に実施した同会活動の進ちょくに関する記者説明会の冒頭あいさつでこう切り出した。 2009年10月に発足したCBAは、異なるクラウドサービスを自由に組み合わせて利用できるクラウド間の相互接続性の実現や、相互接続した際のビジネスモデルの確立を活動目的とした業界団体である。 CBAの会員に