日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)が3月24日に発表した「第17回 企業IT動向調査2011」が興味深い内容です。ITベンダーなどが押し進めるクラウドコンピューティングに対して、IT部門の現場では期待と同時に不信感が高まっていることが分かるからです。IT部門の現状を伝える調査結果を紹介しましょう。 関連記事 2011年は「クラウドERP」元年になる 動画で見る、スマートフォン対応ERPの最前線 調査は2010年11月に実施。ユーザー企業のIT部門1144社と経営企画部門1075社に聞きました。さらに45社のIT部門長には個別インタビューを行い、分析したということです。 売上高1兆円企業の半数がSaaSを利用 企業のクラウドについての関心は増大しています。IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)とも「導
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