東日本大震災の津波で43人が犠牲になった宮城県南三陸町の防災対策庁舎について、県が町に代わって2031年3月まで管理し、保存する方針を固めた。震災遺構として保存の是非が問われているが、町は県の考えを受け入れる公算が大きい。 庁舎は高さ12メートルの鉄骨3階建て。震災で高さ15・5メートルの津波を受け、町職員や住民らが犠牲になった。 骨組みだけが残り、犠牲者を追悼する人々らが訪れていたが、町は13年9月、維持費を負担できないとして解体の方針を示した。地元では「被害を伝えるために残すべきだ」「震災を思い出し、つらい、苦しい」と賛否が分かれている。 震災遺構の保存について話し合… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます