2010年2月23日火曜日 東海 静岡県 オゾン利用しして、酪農排水を浄化する試験を県畜産技研が始める 県畜産技術研究所は22日、オゾンを利用した高機能酪農排水処理装置の実証試験を富士宮市猪之頭の同研究所で始めた。中小規模酪農家向けに従来の装置よりも高効率・低コスト化を図り、産学官の共同研究で試作機を開発した。2011年度末までの実用化を目指している。 乳脂肪を含んで白濁した酪農排水は、浄化槽で微生物処理するのが一般的だが、処理に時間がかかってしまうという。強い酸化力で乳脂肪などを分解できるオゾンを使った従来の浄化技術も、装置が大型で多額の電気代がかかるなどの課題があり、普及には至っていない。 そのため、県畜技研は、静岡大創造科学技術大学院、浜松市の排水処理機器メーカーなどと共同で、都市近郊の中小規模酪農家でも導入できる、経済性と操作性を両立した処理技術の研究に着手した。農林水産省の「