あの小山田圭吾の、いじめを自白した記事にある通りなのだ。目に見えない障がいや、ちょっと変わり者とされる子供は図書室しか居場所がない。僕自身もそうだった。そして加害者は図書室にきて「狩り」を楽しむ。そういう光景は僕も見たのだ。 年間にわたって、いじめのターゲットになった者への殴る、蹴る、ひどく侮蔑的な言葉を浴びせられる、私物を奪われる、そういったいじめは日常茶飯事で、公然と行われていた。教師による指導は、僕が知る限り皆無だったと思う。 僕はその実態を見て、失望した。和光学園は共同教育だけでなく、平和や民主主義ということも強調する。一般的に「左翼的」な学校ともいわれている。実際に日本共産党の党学校に近い、という印象すら受ける。当時の園長の丸木正臣氏はしんぶん赤旗の常連で、日本共産党の候補者の応援コメントも常連であるし、高校には民青高校班がある。卒業生には日本共産党の専従や、しんぶん赤旗の編集に