npm にはlinkというコマンドが用意されており、これを使うことで npm パッケージの開発効率が上がる。 既存のパッケージに手を加えた際の動作確認にも使えるので、OSS 活動の効率も上がる。 この記事では、npm linkの仕組みと、それをどのように利用できるのかについて説明する。 動作確認に使った npm のバージョンは6.14.5。 Node.js のバージョンは12.17.0。これ以前のバージョンだと以下の動作確認でエラーが出るので注意。 サンプル用のパッケージとアプリを作る まずはパッケージを作成する。 my-package-dirというディレクトリを作り、そこに以下の内容のpackage.jsonを作成する。 { "name": "my-package", "type": "module", "main": "main.js" } そして、以下の内容のmain.jsを作る。