Jリーグが、12年から日本版プレミアリーグの発足を目指し、本格的な検討を始めることが28日、明らかになった。資金面などで高い基準を満たす8から10クラブを選抜し、J1より上のリーグを組織。レベルの高い試合を展開することで、リーグ全体を活性化させる狙い。クラブ数を増やし続けてきたJリーグだが、12年にも到達する40クラブで拡大路線に区切りをつけ、リーグ再編に乗り出す。29日、大東和美チェアマン(61)のもとでスタートする新体制にとって、プレミアリーグ発足は大きな命題となる。 日本版のプレミアリーグ構想は、これまでJリーグ内部や、一部のクラブ社長、GMなどの間で意見を交換してきた。だが、29日、大東チェアマンの正式就任を機として、本格的な検討に入る。すでに基本構想を記した文書が準備されており、就任と同時に新チェアマンへ示される。8月上旬に同チェアマンが行う所信表明に、同構想が盛り込まれる可能性