はじめに 「教養」ってなんだろう? ということをときどき考えます。たぶん知識量だけではなく未知の事柄に向かう姿勢も含んでいるのだろうとは思うのですが、うまく言葉にできない。そんなわけもあり、読書中に教養に関する文章を見つけるとメモを蓄えてきました。ここではそれを放出し、自分なりにまとめてみます。太宰治・アインシュタイン・村上春樹・湯川秀樹・養老孟史らが登場します。 最近理系っぽい記事が多かったので、頭のバランスをとる意図もあったりします。 覚えることがすべてではない 大事なのはカルチベートされること?? 教養について考えるとき真っ先に思い浮かぶのが、太宰治の『正義と微笑』(新潮文庫の『パンドラの匣』に掲載)という小説の一節です。主人公(学生)の回想する、「黒田先生」の別れ際の言葉です。この記事は読まなくても以下の引用だけは読んでほしいです。 もう君たちとは逢えねえかも知れないけど、お互いに
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