2007年第1四半期に発見されたボットネットのうち、80%はSdbotとGaobotで占められていた――スペインのセキュリティ企業PandaLabsが4月9日、報告した。 この2種よりはかなり少ないが、Oscarbot、IRCbot、RXbotも検知されている。 SdbotとGaobotが圧倒的に多いのは、この2種に特別な機能があるからではなく、ソースコードがインターネットで広く出回っているためだという。新たにボットを作成する際、ソースコードに手を加えるだけで済むためだ。 ボットはPCに入り込み、スパムメールを自動的に送信したり、PCを「ゾンビ」化したりする。ボットに感染したPCで構成されるのがボットネットで、裏社会では収益性の高いビジネスモデルとなっている。例えばスパムを送信したり、スパイウェアやアドウェアを他人のPCにインストールしたい個人に、ボットを貸し出すビジネスが存在する。 20