【2011年11月11日 ヨーロッパ南天天文台】 120億光年離れた銀河から発せられたガンマ線バーストを詳しく観測したところ、すぐそばに別の銀河が存在していることがわかった。これらの銀河は非常に重元素に富んでおり、初期宇宙での銀河の進化の理論に影響を与えそうだ。 ガンマ線バーストと2つの銀河のイメージ図。クリックで拡大(提供:ESO/L. Calçada) ガンマ線バーストの光を2つの銀河が吸収しているイメージ図。最初ガンマ線バースト天体から連続的に出ていた光は、銀河に含まれる特定の元素によってその一部が吸収される。地球で見たときにはその部分だけ暗くなる(図中スペクトルの黒い線)ことから、どのような元素が存在しているのかがわかる。クリックで拡大(提供:ESO/L. Calçada) ガンマ線バーストは宇宙で最も明るい爆発現象であり、非常に明るいために遠方で発生したものも地球から捉えることが