今週、大手通信事業者ベライゾン・コミュニケーションズ社(Verizon Communications)が発表したセキュリティー報告書は、金銭目的の産業スパイ行為やネット攻撃の増加を生々しく報告している。 2012年、ネットセキュリティー・トラブルは2500件を超え、その内訳は金融機関への攻撃が37%、小売/飲食業の情報漏洩が24%、公共インフラを含む製造業へのネット侵入は20%などとなっている。 しかし、米国政府はサイバー関連の防衛予算を増加し、本格的な対応に乗り出した。これは産業スパイ対策などを遙かに超えた動きだ。米国はサイバー攻撃を核戦争並みの脅威と考えている。 2012年は中国からの攻撃が急拡大 米大手通信事業者のベライゾンが毎年発表している同報告書「The 2013 Data Breach Investigations Report」は、約60ページで民間におけるサイバー・セキュリ
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