3月11日に発生した東日本大震災の影響で、大手家電メーカーやITベンダーの生産拠点にも被害が発生している。各社の生産、製造拠点の稼働状況をまとめた。 セイコーエプソン(3月15日19:00) セイコーエプソンでは3月14日に被害状況を公表しているが、ZDNet Japan編集部では15日に改めて電話で取材した。 人工水晶や金属粉末を生産する青森県のエプソンアトミックス(八戸市)は、約1mの津波による被害を受けたため、現在も操業を停止している。また、プリンター部品や精密部品を製造する秋田県の秋田エプソン(湯沢市)も停電の影響を受け停止中だ。 山形県のセイコーエプソン 酒田事業所と東北エプソン(酒田市)は同一敷地内にあり、地震の影響を受けた停電により操業を停止中。現在、設備の被害状況を確認中で、操業再開の時期は未定としている。酒田事業所と東北エプソンでは、インクジェットプリンタの部品と半導体を