GAINAXとスバルのコラボレーションという謎の企画から生まれた『放課後のプレアデス』。宇宙や時間を超える壮大なSF的世界観を下地に、小さな一歩を踏み出すボーイ・ミーツ・ガールを丁寧かつリリカルにやってのけた傑作アニメーションだ。 この作品で最も印象に残っている台詞がある。 #10 「キラキラな夜」 「この世界に可能性がないなら、過去からもう一度可能性を選び直せばいいんだ」 「駄目だ、エンジンは未来へ向かうためのものだ! 今の自分を否定すれば、魔法は、呪いに変わってしまう!」 「だって、否定するしかないじゃないか。僕のことを思ってくれる人なんて一人もいない。何もかも幻だったんだ。僕が初めて抱いた希望は、全て……」 ところで、スバルこと富士重工業の前身企業は、前大戦で多くの日本軍機を開発した中島飛行機である。 文庫 悲劇の発動機「誉」 (草思社文庫) 作者: 前間孝則 出版社/メーカー: 草
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