カリフォルニア大学バークレー校は8月7日、動物たちの瞳はその視野と生態に大きく関係するという研究結果を発表した。 これはカリフォルニア大学バークレー校の視覚の研究を行っている研究室と、英ダラム大学の共同研究。研究では、陸上動物の214種を総合的に調べて生態と視覚の関係をまとめようとしている。猫やキツネ、トカゲやヘビなどは縦長だが、羊やヤギなどは横長の眼を持つ。こういった細長い瞳孔は人間などのような円形の瞳孔に比べて開閉できる差が大きく、円形瞳孔なら光量差15倍程度に対応できるのに対し、135倍(羊や馬など)~300倍(夜行性ヤモリなど)まで調光できる。大きく開いて夜間の少ない光を取り入れるのは野生生物にとっては重要だが縦/横長になるもの意味があるという。 カメラのレンズでは、絞りを絞れば被写界深度が深く(ピントの合う距離が広く)なり、開けば狭く(ピント位置以外のボケが大きく)なる。猫のよう