自民党の河野太郎衆院議員ら国会議員10人が11日、「新世代保守を確立する会」を発足させた。大村秀章、平沢勝栄両衆院議員や山本一太、世耕弘成両参院議員ら9月総裁選で河野氏の推薦人となった議員が名を連ね、党内では「事実上の河野グループ結成」とみられている。メンバーの一人は「ポストを持たない者の集まりだ」と、執行部と距離を置くグループだとも指摘している。 同会は「保守政党としての新たな理念」の構築を目指し、政策提言を行うとしている。党本部での発足会合で山本氏は「特定の政治家を『ポスト谷垣(禎一)総裁』の候補者に立てようとする会ではない」と述べた。