横河武蔵野FCが選択した「Jリーグを目指さない」という“灰色の路”【サッカー批評 issue55】 『街クラブから見るJFLの存在意義』 Jリーグを目指しはしないが、地域に根差した市民クラブであろうとする横河武蔵野FC。彼らは、Jリーグ入りを目指すJ準加盟クラブとその予備軍に囲まれたJFLにいまもとどまり、自らが生きる道を模索している。JFLのあり方が変わりつつある現在、この街クラブが投げかけるものとは何か? Jリーグだけがサッカーではない JFLの様子が変わってきている。企業チーム、大学サッカー部、Jのセカンドチーム、Jを目指さないクラブの多くが撤退した。気づけば、J準加盟クラブと、準加盟したいクラブが大勢を占め始めている。昨季の上位ではSAGAWA SHIGA FC、Honda FC、ホンダロックSCらがかつてのJFLらしさを漂わせるのみ。全体としてJ3と形容すべき陣容になりつつある。