2022年8月10日のブックマーク (1件)

  • 戦後77年、「大東亜戦争」を経て日本が失ったものとは

    終戦から70年以上が経過した。慶應義塾大学法学部教授の細谷雄一氏は、先の戦争を「主体的に総括し、それを世界史の中に埋め込むことが重要だ」と語る。自国の戦争を、世界史として捉えなおす重要性について論考する。 ※稿は『Voice』2022年9⽉号より一部抜粋・編集したものです。 「先の大戦」とは何か 戦争が終わって70年以上が経過した現在においても、日においてこの戦争をどのように論じ、どのような性質であったかを位置づけるのは容易ではない。 そもそもこの戦争の呼称さえも定まっていない。「大東亜戦争」から、「太平洋戦争」へ、そして「日米戦争」や「アジア太平洋戦争」と、さまざまな呼称が存在する。 いずれの呼称を用いても、日国民の間でコンセンサスを得られるようなものはない。したがって日の首相や明仁天皇(現在の上皇)は、「先の戦争」や「先の大戦」という呼称を用いて、歴史を語っている。 だが、日

    戦後77年、「大東亜戦争」を経て日本が失ったものとは
    roseknight
    roseknight 2022/08/10
    戦後の日本はアジアの運命を自力で考える能力を失ったのだろう。普遍的な価値観を持ち切れなかったことが敗戦の要因ではないだろうか。価値観の錯乱は明治以降の宿痾ではあるが。日本の国際的・歴史的立場は困難だ。