2015-08-24 夏の終わりに寂しさのような感情を覚えるのはどうしてだろう? エッセイ 考える 今日の夕方、自転車で家に帰っていると風が冷たく感じた。Tシャツだと少し寒いくらいだった。 ああ、もう夏も終わりかと思ったその瞬間、胸の奥の方からなんとなく寂しさのようなものがこみ上げてきた。これは僕だけの特別な感受性なのだろうか? photo by kevin dooley 別に僕は、夏の到来とともに仲間と海に繰りだし、海の家でバカ騒ぎをしたり、ひと夏のアバンチュールを求めて女の子に声をかけるようなタイプではないし、ビート板がないと泳げないのでプールにも行かない。 それにキャンプや川遊びなどといったアウトドア的なこともまったくしない。 だから僕は夏という季節に特別思い入れがあるわけではないのだ。 というかむしろクーラーの風にあたると体調が悪くなる僕にとっては、ここ何年かの死の危険を感じるほど