執拗(しつよう)に「おわび」にこだわっているのは、実は韓国と日本のメディアだけではないのかという疑問が残る。少なくとも、メディアが強調する「キーワード」に特別意味はなさそうだ。 実際、安倍首相は昨年7月にオーストラリアの国会で行った演説でも、外務省案にあった先の大戦にかかわる「謝罪」という言葉は採用しなかった。その代わり、このように語った。 「何人の、将来あるオーストラリアの若者が命を落としたか。生き残った人々が、戦後長く、苦痛の記憶を抱え、どれほど苦しんだか。(中略)私はここに、日本国と、日本国民を代表し、心中からなる、哀悼の誠をささげます」 安倍首相は「おわび」はしなかったが、大きな拍手を受け、多くの議員らに握手を求められた。大切なのは特定の「キーワード」などではなく、演説に込められた理念であり、共感を呼ぶ内容だろう。 その後の共同記者会見で、アボット首相はこう訴えもした。 「日本にフ
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